「FIRE」
最近よく耳にするようになったこの言葉、皆さんはこの言葉の意味をご存知でしょうか。
FIREというのは、”Financial Independence, Retire Early”の4つの単語の頭文字をとったもので、最初の”Financial Independence(ファイナンシャルインデペンデンス)”が「経済的自立」を意味し、”Retire Early(リタイヤアーリー)”が「早期リタイヤ」を意味します。
もともとはアメリカで生まれた言葉ですが、FIREという生き方、FIREムーブメントは今先進国を中心に世界中で話題になっています。
日本でもFIREを実現し、多くの人が本を出版されていますし、FIREについて発信している人も増えてきました。
ですが、日本においてFIREという生き方の知名度は、まだまだ少ない様に感じます。
「何それ?金持ちの道楽でしょ」
「早期リタイヤなんて無理無理。変な夢見させないでよ」
「FIREっていう名前がもう胡散臭いよね。なんでも横文字にすればいいってもんじゃないよ」
そう言いたい気持ち、痛いほど分かります。僕も心の底から胡散臭いと思っていました。
なので今回は、
・FIREという生き方とはいったい何なのか。
・僕達一般庶民もFIREを達成出来るのか、それとも、やっぱり金持ちしか達成できないのか。
・達成できないとしたら目指すべきではないのか。
以上の点について僕なりの見解を交えて解説していきます。少し長くなりますが是非最後までお付き合いください^^
🌈「FIRE」という言葉に胡散臭さを感じている人。
🌈「今後も働き続ける」という選択肢しか持っていない人。
FIREについて学びたいと思ったら、コチラの書籍がおススメです。
FIRE達成をするにはいくら必要なの?
さて、それではFIRE(経済的自立と早期リタイヤ)を達成する為にいくら必要なのか考えてみましょう。
FIREを語る上で、重要な”4%ルール”というアメリカのトリニティ大学が発表した研究結果を知っておく必要があります。
所謂トリニティスタディってやつですね^^
①「年間生活費×25」の額を資産運用(株式50%債券50%)しながら貯める。
②リタイヤ後、貯まった資産総額の4%を毎年引き出す。
これが4%ルールです。
この「4%」をきっちり守れば、リタイヤしてから毎年資産から引き出し続けても、30年後に資産が残っている可能性がなんと95%になるんです。
本当にそんなことが可能なのかと疑いたくなりますが、実際にそのルールを使って経済的自立、早期リタイヤを達成している人がいるので、信憑性はあると言えます。
完全FIREを達成するにはいくら必要なのか
年間の支出合計の25倍というのはいったいいくらぐらいなんでしょうか。あまりにピンとこないので、仮に毎月の生活費が20万円必要として、シミュレーションしてみます。
毎月の生活費が20万円
年間で240万円
240万円×25=6,000万円
という事は、6,000万円貯めれば晴れてFIRE達成!
6000万…ハイ無理ー。
ってなりますよね(笑)ちょっと落ち着きましょう。
では、6,000万円を貯める為に毎年いくら資産運用に回せばいいのか考えていきます。
FIRE達成までの期間を10年、15年、20年、30年と分けて見ていきます。
計算は「減債基金係数(一定期間後に一定金額を用意する為の毎年の積立金額を計算する為の係数)」という係数を用います。
コチラのサイトで簡単に計算できますので、ご自分の計画に合わせて計算してみると面白いですよ^^
(例)年利5%で運用
期間 | 年利 | 必要積立額 (年間) | 必要積立額 (月間) |
---|---|---|---|
10年 | 5% | 522万円/年 | 43.5万円/月 ハイ無理。 |
15年 | 5% | 324万円/年 | 27万円/月 これも無理。 |
20年 | 5% | 222万円/年 | 18.5万円/月 ん?頑張ればいけない事も… |
30年 | 5% | 126万円/年 | 10.5万円/月 やっぱり多い (-_-;) |
シミュレーションの結果、
毎月の生活費が20万円の場合、FIREを達成するには30年間、毎月10万5千円を投資に回し続けないといけない
という事が分かりました。
今回計算した金額はあくまで例えですので、皆さんのFIRE達成に必要な金額は、それぞれの生活費に応じてかなり変わってきます。
年利5%についても仮の利回りですのでご注意ください。ただ、有名な米国を代表する指数である「S&P500」の年利の平均が6.78%ですので、控えめに見ても5%は現実的な数値になります。
参考:やさしい投資信託の始め方
この金額を見て、
「ウチの家計ならいけるかも!」と思った方も「30年かけても無理!」と思った方も、両方いらっしゃると思います。ですが
「おっ!俺明日FIRE出来んじゃん!」という方はさすがに少ないと思います(^^;
そうなんです。
僕達庶民がFIREを達成する為には、何十年もの長い時間、節約し、お金を稼いで、浮いたお金を投資に回し続ける必要があるんです。
自分が働かなくても、運用する資産が生活費を生みだしてくれて、お金の心配をせずに過ごせる「経済的自立」
上司のハゲ頭をスリッパで思いっきりはたいて辞職届を突き出し「クソくらえでした」と、会社を辞めて自由な時間を得られる「早期リタイヤ」(いや、闇が深い(^^;)
もしも実現できるのなら最高に幸せなことですが、未来の為に”今”を犠牲にして修行の様な日々を過ごすべきなのか。
非常に悩ましい所であります。
庶民でも達成できるかもしれないFIREの種類
金額だけ見れば、FIREを達成する為には、まるで修行の様な日々を過ごし続けなければいけないという事が分かりました。
やはり凡人には無理なのでは?と思ってしまいますよね。
とはいえ、FIREという生き方は強烈に魅力的です。
だが諦めきれない!
何とかしてFIREを達成する方法はないのか!
というあなたの為に、ここからは僕達の様な庶民でも、達成できる可能性を秘めたFIREを紹介します。
- 生活費を最小限に減らすLean FIRE(リーンファイア)
- 副業で稼ぎながらFIREするSideFIRE(サイドファイア)
- アルバイトで生活費を補うBaristaFIRE(バリスタファイア)
- 地理的アービトラージを活用して「海外移住FIRE」
- 1人より2人!「夫婦でFIRE」
順に説明していきます。
Lean FIRE(リーンファイア)
Lean FIRE(リーンファイア)というのは、生活費を極限まで削って、少ない生活費で暮らすFIREです。
先ほどのシミュレーションでは、FIRE達成には6,000万円必要でしたが、Lean FIRE(リーンファイア)は資産総額3,000万円~5,000万円で達成できます。
3,000万円の4%は120万円、つまり月10万円で生活できる様になれば、3,000万円貯まった時点でFIRE出来るという事です。
何という事でしょう。
絶対に無理だと思われたFIREが、一気に実現可能な領域に入ってきたではありませんか…!
では早速、Lean FIRE(リーンファイア)を達成する為の条件について考えていきましょう。
- 節約する(生活費10万円以下)
- 3,000万円以上を資産運用に回す。
- FIRE達成後も、節約を続け質素に暮らす。
節約する(生活費10万円以下)
まずは節約です。とにかく生活費を極限まで少なくしましょう。
- 保険は必要なもの以外全て解約。
- スマホは格安シムに。もしくは持たない(笑)
- 可能な限り家賃の安い所に住みます。
- もちろん食事は自炊。
- 移動も極力車や電車を使わないようにします。
図書館や公園、無料の動画配信サービス等、、無料のモノを最大限利用すれば、特に困ることはありません。
まずは少ない生活費で暮らせる基盤を自分に叩き込みましょう。
Lean FIRE(リーンファイア)に限らず、僕達一般人がFIREを達成する為には「節約」は必須と言えます。
少ない出費も侮ってはいけません。たとえ10,000円でも、20年間5%の複利を効かせて寝かしておけば26,530円になります。
節約が苦にならない、お金がなくても楽しいことを見つけられる。という人は、やると決めて、とことんまで突き詰めればLean FIRE(リーンファイア)を達成できるかもしれません。
⇩節約について考えたい方はコチラの記事をご参照ください⇩
3,000万円を準備する
では、3,000万円を年利5%で運用しながら貯めていくには、いくら積み立てて行けばいいのでしょうか。
先ほどは6,000万円のパターンを試算しましたが、つぎは3,000万円でシミュレーションしてみましょう。
5年、10年、15年、20年、30年で試算します。(年利5%)
期間 | 年利 | 必要積立額 (年間) | 必要積立額 (月間) |
---|---|---|---|
5年 | 5% | 543万円 | 45.25万円 |
10年 | 5% | 240万円 | 20万円 |
15年 | 5% | 138万円 | 11.5万円 |
20年 | 5% | 90万円 | 7.5万円 |
30年 | 5% | 45万円 | 3.75万円 |
30年間3.75万円を積立て続ければFIRE達成出来るという結果になりました。これなら、頑張ればかなりの確率で達成できる人がいるのではないでしょうか。
生活を切り詰めることでFIREを達成する。Lean FIRE(リーンファイア)は僕達庶民でも達成可能な庶民用FIREと言えそうですね^^
FIRE達成後も、節約を続け質素に暮らす。
FIRE達成後は毎年運用資産から4%を切り崩して生活することになりますが、ここで怖いのが「〇〇ショック」といった何年かに一度の大暴落です。大暴落が起きた場合、資産は確実に目減りします。
Lean FIRE(リーンファイア)に限らず、FIREすべてに共通する事ですが、〇〇ショックなどで資産が暴落した時は”暴落している間だけ働く”とか、”暴落時用の現金を用意しておく”、”一部の資産を高配当銘柄に移管する”といった対応策が必要です。
いずれにせよ、日常の支出を極限まで絞っているLean FIRE(リーンファイア)の達成者は、そもそも生活に必要なお金が少ないので、市場が暴落しても、慌てず生活資金を確保することが出来ます。
当然ですが、生活費が少なければ少ないほどFIRE達成の可能性は上がり、FIRE達成後の生活においても、少ない金額で生活できることは財産になると言えます。
「節約」という言葉を聞いて「節約」=「不自由」と捉える方の方が多いと思いますが、それは目先の現実しか見えていないだけで、将来的には「節約」こそが「自由」を手にする切符なのです。
「節約」を頑張るだけで、将来自由になれるかもしれない。この可能性は覚えておきたいですね^^
SideFIRE(サイドファイア)
SideFIRE(サイドファイア)とは、仕事以外に自分のサイドビジネス(副業)を持ち、FIRE達成後も、サイドビジネス(副業)を継続して、足りない生活費を補うFIREの事です。
更に副収入があると、FIRE達成に必要な金額を大幅に減らせるだけでなく、仕事以外に収入が入ってくるので「入金力」を最大化できます。
要は、毎月の給料以外にも投資に回せるお金を確保できるという事で、これにより、FIRE達成までの期間も大幅に短縮できる可能性があります。
「バビロンの大富豪の教え」には「自らを最大の資本とせよ」とあります。
あなたがもし、今現在安定した収入源があるなら、サイドビジネス(副業)への挑戦は完全にノーリスクです。
FIREを目指すなら、自分の得意な事を活かした副業にチャレンジしてみるのもいいかもしれません^^
副業を始めるにあたって、「副業で稼ぎたい人」をターゲットにした、情報商材や、コンサル詐欺には十分ご注意ください。
ネットビジネスの高額スクールに入会した、僕の経験談をまとめましたので良ければ参考にどうぞ⇩
BaristaFIRE(バリスタファイア)
BaristaFIRE(バリスタファイア)は、SideFIRE(サイドファイア)と同じようにFIRE達成後に働く選択肢をとります。ですがBaristaFIRE(バリスタファイア)は、副業等の自分のビジネスを持つのではなく、アルバイトやパート等、”雇われる仕事”で生活費をまかないます。
FIREしたいけど自分のビジネスを持つなんて無理!と思う方も多いでしょう。そんな方は、別にアルバイトでも全然良いんです。
仮に資産所得が10万円あれば、アルバイトで月に5万円~10万円稼ぐことで、FIRE達成も可能です。
ただ、FIRE達成に向けて資金を貯める期間の「入金力」は、副業を並行するサイドファイアと比べて劣りますし、アルバイトやパートとは言え、”雇われる”という働き方は、ある程度働き方の自由が効かない可能性がありますので、FIREしたからといって、「自由にし放題!1年間旅行にいっちゃお!」とはならないのが難点です。
とはいえ、資産所得をメインの収入にして、後は気軽にアルバイト生活。というのは、一日8時間以上、ガチガチに拘束されたサラリーマンよりも遥かに自由度は高いです。
BaristaFIRE(バリスタファイア)も、必要な資産は3,000万円~5,000万円程度になりますので、僕達庶民でも達成可能であると言えます。
地理的アービトラージを活用して海外移住FIRE
”最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド”に紹介されているFIRE達成の難易度を下げる方法の中に、「地理的アービトラージ」があります。
地理的アービトラージは”強い通貨(ドル、ユーロ、円)”を稼ぎつつ、弱い通貨の国で暮らすというのものです。
僕たちは幸運にも、日本人で円を稼ぐことが来ます。日本で暮らす分にはその優位性は発揮できませんが、海を越え海外に出てみると、円の価値は非常に高く、海外に移住するだけでその土地の人達よりも平均以上の生活が出来ます。
書籍でおススメされている、移住先(弱い通貨の国)として挙げられているのは以下の国になります。
- 🏁マレーシア
- 🏁タイ
- 🏁ベトナム
- 🏁メキシコ
- 🏁ポーランド
いずれの国の通貨も円の方が圧倒的に価値が高く、同じ10万円でも生活水準は大きく変わります。
例えば、ベトナムの通貨、ドンと円を比較すると、1ドンが0.0051円(2022/2/11時点)
ベトナムの1人暮らしにかかる生活費は1,100万ドンで、日本円にすると56,100円
10万円あれば現地の人達よりも遥かに豪華な生活ができることが分かります。
更に、現地の人達と同じ水準で暮らせば、支出を抑えて時間経過により資産を更に増やす事が来ます。
海外で暮らす事に抵抗がなく、「日本に未練なんてねぇ!移住して自由になってやるんだ!」という方には、おススメのFIREになります^^
夫婦でFIRE
FIRE達成の為には何と言っても、”毎月いくら投資に回せるか”が最大のポイントとなります。
この力を「入金力」と言いますが、入金力を最大化するには、一緒にFIREを目指す人を作り、協力して資産を形成していくのも、非常に有効です。
人数が増えるとその分生活費が増えそうですが、1人が2人になったから生活費も2倍になるのかというとそうでもなく、節約も投資も2人で助け合ってやった方がはるかに効率的になります。
ただ、一緒にFIREを目指すからには生涯のパートナーになるわけで、お金の価値観や性格の相性が相当いい感じにマッチングしていなければ、2人でFIREまでたどり着くのは至難の業です。
人によっては1人でFIRE達成を目指した方が気楽でいいと思う方もいるでしょう。
個人的には、きれいな景色も美味しい食事も、共有する人がいて初めて喜びを感じられるものだと思っていますので、FIRE達成後、時間とお金の心配をしなくて良くなったとは言え、それを共有できるパートナーがいないのは少し寂しいかなと思います。
本気でFIREしたいなら…
ここまでいろんなFIREの種類を紹介しました。
- 生活費を極限までに減らすLean FIRE(リーンファイア)
- 副業で稼ぎながらFIREするSideFIRE(サイドファイア)
- アルバイトで生活費を補うBaristaFIRE(バリスタファイア)
- 地理的アービトラージを活用して「海外移住FIRE」
- 1人より2人!「夫婦でFIRE」
そして、ここまで読んで頂き「本気でFIREしたい」と思うのなら、これらのFIREのイイトコ取りをして、出来ることは全部やっちゃえばいいんです。
生活費を極限まで減らしつつ、副業に挑戦し、物価の安い土地に住み、夫婦2人でFIREを目指す。
まずはこの方法が最適解なのではないでしょうか。
FIREを達成できる人の特徴
FIRE達成までの道のりが分かり、あとはFIREを目指すだけとなりました。
最後に、FIRE達成の為のマインドセットについて考えていきたいと思います。
FIREを達成する人には以下の特徴があります。
- 賢くて想像力が豊か
- やり抜く力 GRIT(グリット)がある。
- 自分の課題に集中できる
順に見ていきましょう。
賢くて想像力が豊か
FIRE達成には、知らないでは済まされない「金融」や「ビジネスの知識」が必須になります。
僕達日本人はお金の事について基本的な教育をほとんど受けておらず、金融やビジネスというジャンルに対して漠然と恐怖を感じている人も少なくありません。中には「お金を稼ぐことは大変な事」「お金は汚いモノ」「お金の話をするなんて非常識」「投資なんて絶対しない」という方々もおられます。
ですが、FIRE達成は完全に自己責任ですので、冷静に現実を見極めて、自分に必要な知識を身に付ける姿勢が不可欠になります。
決して誰かが手を引っ張って「こっちだよ」とは言ってくれません。
もしも言ってくる人がいたら、その人は味方ではなく、あなたの資産を狙っている敵だと思いましょう。
FIREを達成する為には、成功した自分を想像し、それに向かって学び続け、自分の資産を守り、育てていかなければいけません。
そういった意味で、やはりFIREを達成する人は、賢くて想像力が豊かなんだと思います。
”怖い”のは”知らないから”です。少しづつ学んで行けば、どんな人でも必ずFIREを達成できる可能性があります。
やり抜く力 GRIT(グリット)がある
FIREを達成する為には”どれだけ本気でFIREしたいと思い続けられるか”が重要です。
今でこそFIREを目指す人は増えてきましたが、おそらく皆さんの身の回りにはまだまだ、「FIRE?何それ、美味しいの?」という人の方が圧倒的に多いでしょう。
「早期リタイヤを目指してるんだ」なんて言ったら、「バカじゃないの?そんな事より飲みに行こうぜ」と言われるのがオチです。
FIREを目指すことで、周りの人達に白い目で見られる事もあるかもしれませんが、自分の心を強く保ち、モチベーションを10年、20年と継続しないといけません。
やり抜く力の事を「GRIT(グリット)」と言いますが、これは頑張る力ではなく”頑張り続ける力”の事です。
一度決めたら必ずやり遂げると信じて行動に移す、行動を開始したら歩みを止めない。
シンプルですが、この”やり抜く力”がFIRE達成のカギになると言えます。
自分の課題に集中できる
人生において、成功する人としない人の大きな違いは、”自分の課題に集中できるかどうか”です。
☆余計な思考はせず、愚直に自分の課題に取り組む。
☆失敗しても誰かのせいにせず、原因は常に自分にあると考え、何度でも再トライする。
「言うは易く行うは難し」と言いますが、言葉で言うと単純なのに、実際に行動に変えるのはとても難しい、非常に本質的な部分です。ですが、こういった思考で常に生活していれば、必ず目標に向かって前進していきます。
周囲に惑わされず、自分の課題に集中してFIRE達成に向けて粛々と取り組んでいきましょう。
まとめ。結局FIREって何?
僕のFIREに対する熱い思いを語りたくて作成を開始した本記事ですが、気付けばここまでで1万7千文字になってしまいました(^^;
随分長ったらしくFIREについて語ってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
本記事を読んだ方の中に、少しでもFIREに興味を持っていただける方がいらっしゃればまさに本望です。
・FIREという生き方とはいったい何なのか。
・僕達一般庶民もFIREを達成出来るのか、それとも、やっぱり金持ちしか達成できないのか。
・達成できないとしたら目指すべきではないのか。
冒頭にも触れました上記の問題について、もちろん人によって正解は違いますが、僕自身は達成できないとしてもほぼすべての人が目指すべきだと感じています。
例えば、今の人生がつまらない、仕事が辛いと言ったところで、ここまで歩いてきたのは自分自身な訳で、上手くいない事を会社や上司、周囲の人達のせいにするのは大きく検討が外れています。
それならば、どうするべきなのか?
より良い人生を送るためにはどうすればいいのか?
そのためにはやっぱり、コツコツと自由に向かって歩んでいくしかないんだと思います。
そして、本気でFIREを目指すなら、上手く行かない事を誰かのせいにしている暇はありません。やることが本当にたくさんあるからです。
そう言った意味で、「本気でFIREを目指すという生き方」こそ、「自分の責任を最大限果たす生き方」なのではないかと思います。
・FIREを目指す生き方こそが「自分の責任を最大限果たす生き方」。
・僕達一般庶民でも覚悟を決めればFIREは達成出来る。
・達成できないとしても目指すべき。
僕は上記の様に考え、家族4人でFIREを目指して行きます。
ここまでで解説した通り、FIRE達成にはとても長い年月がかかります。「よしやるぞ!」と思っても、その道のりの長さを感じて「やっぱり無理!」と諦めてしまうかもしれません。
それでもいいんです。
諦めてしまったら、FIREを目指した意味はなく、生活水準は元に戻るのかというとそんなことはなく、積み上げた資産も節約術も僕らの財産として残ります。
”達成”する事に意味があるのではなく、”目指す”ことに意味がある。
僕はFIREという生き方がある事を知った時だけで救われました。そして、今はFIRE達成に向けて歩むことが生きがいになっています。
みんながFIREを目指すべきとは言いませんが、そういう生き方(選択肢)がある事は、みんなが知っておくべきだと思います。
今後も、FIRE達成に向けて発信していきますのでジョージの”ダンディ―家計簿”をよろしくお願い致します。