お金を貯めるには、まず固定費を削減する事が大切
今回は、保険を見直して、年間100万円削減した方法を紹介します。
保険を見直すにあたり、コチラの書籍を参考にしています。
・不要な保険を削減して、固定費を浮かす方法が分かる。
・本当に必要な保険にだけ入れる。
保険は安易に解約する前に知識を得ることが大切です。
この記事では、僕がどのような考え方で保険を見直し、固定費を削減していったのかを紹介していきます。
失敗したこともたくさん入っていますので、この記事を読んでくれた方の参考になれば嬉しいです。
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見直すだけで大幅に固定費を削減できる。保険について考えよう。
日本では1世帯当たり平均38.2万円(※)も保険料を払っています。
※生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する実態調査」より
そして多くの人が、不要な保険に入っているのが現状です。
「なぜ保険に加入するのか?」コレを正しく知ることで、多くの人は保険を見直す事で固定費を削減できます。
保険は、起きる可能性はとても低いけど、起きてしまったら立て直せないほどの大損失が起きた時の為に入るモノ。
例えば、35歳男性の死亡率は0.88%。コレはとても低確率ですが発生した場合の損失は大きいです。特に養っている家族がいる人は、遺された家族の為に保険に入っておく必要があります。
更に、日本の公的保険は非常に優れている(高額医療制度や、会社員の人は傷病手当金等)ので、がんになったとしても治療費は平均100万円程度。これも貯蓄でカバーするべき。
となると必要な保険は
- 生命保険(養っている家族がいる場合のみ)
- 火災保険
- 自動車保険
以上になります。不安な感情を捨て、理性で判断する事が大切なんだとか。
僕がこの情報を知ったのは、保険を削減しようと思い立ち、行動してからだいぶ後の事でした。そのせいで、だいぶ遠回りしてしまいましたが、失敗を重ねたことで、保険についての知識が身に付いたのは良かったと思います。
それでは、僕が実際に保険を見直したプロセスを一緒にたどっていきましょう。
最初の保険見直し、大樹生命の「掛け捨て定期保険」
最初の保険は知人の紹介で若い頃に入った「大樹生命」。「愛されたいじゅ♡」と言ってる戸田恵梨香さんが可愛い、あの保険です。
保険にはいろいろ種類がありますが、僕が大樹生命で入っていたのは「医療、死亡保障、三大疾病一時金等がセットになっている、80歳までの掛け捨ての定期保険」で、保険料は12,378円。
保険についてなんて、考えるのもめんどくさい。
と言う人は、勧められるままにこのタイプの保険に入っているパターンも多いと思います。
僕もそうでした(笑)
更に大樹生命では、子供二人分の学資保険にも加入しており、2件で17,679円。
更に、当時の僕は、分からないなりにお金を貯めなければ…との危機感から、郵便局に相談に行き、勧められるままにかんぽ生命の養老保険29,505円にも加入していました。
養老保険と言うのは、いわゆる「積立て型の保険」です。
大樹生命とかんぽ生命、2つ合わせて59,562円と、平均を大きく上回る保険料を納めていた僕は、これ払い過ぎで、もっとお金を貯めたり、増やす為の良い方法があるのでは?と思い、行動を開始しました。
ライフプランナーが巧みに販売。ソニー生命で4つの保険に入る
保険を見直すにあたり、「まずはFP(ファイナンシャルプランナー)に相談したいな」
ネットでいろいろ検索していたところ、「無料でライフプランニング。プロのライフプランナーがあなたの保険をオーダーメイドで無料で設計致します」という、なんとも僕好みなプランが出てきて、無知な僕は思わず飛びつきました。
「タダほど高いものはない」と言いますが、この後僕は、その言葉を痛いほど思い知ることになります。
ライフプランニング
早速コンタクトを取り、ソニー生命のライフプランナーの方とビデオ通話。
2ヵ月間、週1回程度のコンサルティングは非常に楽しく、金融関係の方に知り合いがいなかった僕は「金融のプロ」と関わる機会がなかった為、ソニーのライフプランナーの方には本当にたくさんの事を学ばせてもらいました。
- 保険には「定期・養老・終身」の3つしかなく、すべての保険はその組み合わせで設計されている事。
- お金は投資に回し、「ドルコスト平均法で」愚直に積み立てれば、リスクを減らしながら資産を増やせる事。
- ライフプランナーと言うのは、保険を売ることが仕事で、僕はネギを背負ったカモだったという事。
この経験は非常に大きかったと思います。
それはさておき、僕は勧められるままに以下の4つの保険に加入しました。
総合医療保険
入院一日5,000円、入院給付金、先進医療、抗がん剤の治療などを保障する保険2,730円。
「医療保険」と言うのは、病院に通ったり、入院した時にかかったお金を保障する保険です。
「一生涯入れる」と言われ、80歳で保険が切れる事に危機感を覚えていた無知な僕は、コレで安心。と医療保険に入ります。
※日本には後期高齢者医療制度があり、原則75歳以上の方は保険料が1割負担で済みますので、80歳からの保険は基本的に不要です。(2022年から所得に応じて変わる可能性あり)
この保険はまだ解約しておらず、もう少し今後の人生と、これからのリスクについて考えて結果を出そうと思います。
収入保障保険 60歳までの掛け捨て定期保険
僕が死亡した場合、残された家族の為のいわゆる「死んだとき保険」
24年間、月10万円が支給されます。保険は健康優良体割引が入って3,621円
僕が死んだら、家族は毎月いくらで生活しなくてはいけないのか。
この時初めて試算をすることが出来、それそれに対して備える保険がある。と言うのを知ることができたのは非常に良かったです。
今思えば、妻や子供が何歳の時、公的年金でいくらもらえるのか。住宅ローンがなくなることも含めて、この試算を自分でするべきだったな。と思います。
コチラの保険は、後述しますが、別のもっと安いものに切り替えることになります。
外貨建て終身保険
米国ドル建ての終身保険、99.95ドル(日本円で約11,500円)
死んだときはもちろん、ガンや脳卒中など、大病を患った時の為の「生きているとき保険」
「終身保険と言うのは、払い込み期間が終わっても、置いておけば、お金が増えて行く保険です」と言われ、そんなお得な保険があるのか!と加入しました。
ですが、後で調べるとその中身はかなりエグく、安易に積立て感覚で加入してしまうと、保険料の6~10%ほどを手数料で取られてしまうという商品でした。
保険料を5ヵ月支払った後、それを知り解約。
「積立て感覚で、お金が増える保険」の解約返戻金(解約した時戻ってくるお金)は驚きの0円。
合計57,500円という高すぎる勉強代でした。
変額年金保険
最後に加入したのは変額個人年金保険、30,438円。
変額年金保険とは、一時払で払い込みいただいた保険料を、株式や債券等を投資対象とする特別勘定(ファンド)で運用し、運用成果に応じて将来受け取る年金額が増減する年金保険です。 運用成績によって、将来受け取る年金額、解約返戻金額、万一の時の死亡給付金額が増減します。
引用元:みずほ証券
かんぽ生命を”払い済み保険”にして、これ以上払わなくてもいいように手続きし、その代わりにコチラの保険に加入。
ライフプランナーから投資の話を聞いて「投資したい欲」が爆発していた僕に、クリティカルヒットした商品で、「保険料をソニーのスペシャルチームが投資に回して運用してくれる商品、福利が効いて凄い勢いで資産が増えて行きます。いつでも解約できるし、金額も変更できますよ」と言われ加入。
しかし、のちのち調べると、NISAや積立てNISA等の国が支援してくれる優遇制度を利用した方が、手数料も、税金もお得な事が分かり、5か月間30,438円を支払った後解約。
5カ月間で計152,190円支払った、僕の投資したい欲を見事に叶えてくれた夢の保険の解約返戻金は、27,932円。
コチラも高すぎる勉強代…マネーリテラシーの低い僕には考えられない、エグすぎる保険商品。
外貨建て終身保険も、変額個人年金も、「支払ったお金のうち、いったいいくらが積立てに回り、手数料として取られているのかまったく不明」の絶対買ってはいけない保険商品でした。
本当に良い勉強になりました。
万一に備える為の収入保障、保険ひまわり生命に加入(掛け捨て定期)
さて、ここまでいろいろ失敗してきた僕ですが、やっと自分に適した保険商品に出会うことが出来ます。
冒頭でも紹介した、「お金の大学」で紹介されていた、
「ひまわり生命のじぶんと家族のお守り」という保険で、55歳までに死んだ場合、家族に月10万円が支払われます。37歳健康優良体の僕は、1,640円でこの保険に加入。
驚きの安さですが、補償内容はほとんど同じ。保険を見直すのは本当に大切だと感じました。
自分も保険料を安くしたい。と言う方は、簡単にシミュレーション出来ますので、是非やってみてください^^
ソニー生命の収入保障は3,621円、乗り換えたことで1,981円削減できました。
不要な保険は全て解約
一旦は加入したが、5カ月で解約したモノ、これまで入っていたが不要と判断し、解約した保険は以下になります。
- 大樹生命のセット保険(定期) 12,378円
- かんぽ生命の養老保険 29,505円
- 子供2人分の学資保険 17,679円
- 外貨建て終身保険 11,500円
- 変額個人年金 30,438円
5つの保険の保険料全て合わせると、101,500円/月の保険を解約したことになります。
保険を見直したことで固定費を大幅に浮かせることに成功!
ここまで、いろんな保険を紹介してきましたが、最後に残ったのは
ソニー生命の総合医療保険(2,730円 )と、ひまわり生命の収入保険(1,640円)の2つの保険。
「5,000円以上保険に入っている人は、保険料払い過ぎ」という「お金の大学」の言葉を参考にするなら、とりあえず及第点と取ったことになります。
現在の月々の保険の支払いは計4,370円となり、これまで支払っていた保険の合計金額と比較すると、なんと97,130円削減することが出来ました。
コレを1年で計算すると…
97,130×12ヵ月で1,165,560円の削減!
まとめ 最後はプロに頼むのもアリ!
ここまで、僕が保険を見直してきたプロセスを紹介しました。
僕はまだ専門家ではないので、詳しいことはまだまだ勉強中ですが、それでもこういったお金の知識は身に付けておくことが本当に大切だなと、今回の保険の見直しで気付くことが出来ました。
冒頭にお話しした通り、僕も最初は「保険の事なんて、考えるのもめんどくせぇ」と思っていました。
ですが、大切なお自分のお金がいったい何を購入して消えているのか。それは本当に必要なモノか。自分自身で考えることが、より良い未来に繋がると信じています。
今回は書籍を参考に、僕自身が個人の判断で保険を見直しました。どなたかの参考になれば嬉しいですが、何が正しくて、何が間違っているか。結局は自分で判断する事が大切です。
この記事を読んでくださった方に、より良い未来が訪れたら良いなと思います。
最後に、自分で保険を見直すのはどうしても気が引けるし不安だ。と言う方にお勧めのサービスを載せておきますのでチェックしてみてくださいね。
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