「よし、節約しよう!」そう思い立ったら、生活の質を極限まで下げて、毎日耐え忍ぶ様な節約をしていませんか?
節約に取り組んでみたのは良いモノの、その難しさ、辛さに、節約を諦めてしまう人はかなり多いです。
特に食費や光熱費など、生活に直結する支出を過度に節約してしまうと、生活の質が変わって大きなストレスが伴います。僕自身も過度な節約は苦手で、特にストレスがかかると、強烈にコンビニスイーツが食べたくなっていました(笑)
今回は、そんな僕に大切なことを教えてくれた名著「年収90万円で東京ハッピーライフ」より、少ない生活費でも、幸せに暮らす為の秘訣を紹介します。
- お金を使わなくても、幸せに暮らす方法が分かる。
- お金に対する考え方を見直せる。
では行きましょう^^
少ない生活費で幸せに暮らす方法4選
少ない生活費で暮らすことが出来れば、余ったお金を投資に回したり、”本当にやりたい事”にお金を使う事ができて、人生の満足度を上げる事ができます。
”人生の満足度を上げるお金の使い方”をしたら、結果的に節約になっていた。
という結果が理想になります。
それでは「年収90万円で東京ハッピーライフ」を参考に”自分に合った満足度の高いお金の使い方”を見つける方法を見ていきましょう。
- 他人と比べない
- 自分にとってベストな生き方を見つける
- 自分に合った衣食住を見つける
- ”今”を生きる
1.他人と比べない
「隣の芝は青く見える」と言いますが、本当にその通りで「年収」「家」「服装」「外見」など、隣を見れば自分よりも優れている人はたくさんいます。
他人と比べてしまうと、自分にとって必要なモノが分からなくなってしまいます。
本当は必要ないのに高価なカバンや服を買ったり、見栄を張って良い車に乗ったり。周りと自分を比較してしまうと、無駄な出費が増えてしまいがちです。
自分に合った服装で、普通の車で、収入に見合った家に住む。誰とも比べなければそれで十分なのに、散財している隣人にコケにされたり、見下されるのが嫌で、背伸びをしてしまう。
一度そのレースに乗ってしまったら限界はなく、死ぬまで他人と自分を比べて、浪費し続ける人生になってしまいます。
そこで大切なのは、自分にとって”必要なモノだけ”を買う事です。
「散財マウントレース」からは早々におりて、「自分にとって本当に必要なモノは何だろう?」と考えてみましょう。
自分の中に深く潜り、自分が”求めている事”に自分が気付いてあげる。そしてその願望を満たす為にお金を使う。
そうする事で、必然的に人生の満足度は上がり、生活費も少なくなります。
2.自分にとってベストな生き方を見つける
コロナウイルスの影響もあって、今まではあり合えなかったワークスタイルやライフスタイルが普通になってきています。
昔と比べて、どう生きるかの選択肢は増えてきていますし、今後もどんどん多様化していくでしょう。
そんな今だからこそ”自分はどう生きるのか””自分にとって何が快適なのか”を、自分自身が知っている事が重要です。
そして自分にとってベストな生き方というのは、誰かに決めてもらうものではなく、自分で導き出すものです。
では、どうすれば自分にとってベストな生き方を見つけられるのか?
それはやはり、自分の内側に深く潜っていく必要があります。何が好きで、どういう暮らしを幸せと思えるのか。諦めずに自分と対話し続ける事によって自分にとってベストな生き方が見つかります。
その自分にとってベストな生き方を他人に説明したり、これがベストだと証明する必要もありません。
自分勝手の様に思えますが、自分にとってベストな生き方を見つけ、心地よいラインで暮らすことは、何よりも精神的安定に繋がりますし、本当に必要なモノにお金を使うことが出来て、生活費も少なくなります。
3.自分に合った衣食住を見つける
ここからは、自分に合った衣・食・住を見つける方法を紹介していきます。
「食」を考える
実はWHO(世界保健機関)も参考にしているという日本食。2013年には、世界無形文化遺産に登録され、和食はバランスの取れた食事の代表格と言われています。
今日食べるものが、10年後の自分の健康を作っていると考えると、ファーストフードやコンビニ弁当もたまには良いですが、やはり体に良いモノを自分で調理して食べるのが、健康などを考慮すると一番コスパが良いのではないでしょうか。
そして大切なのは、自分に合った食事を摂る事。必要な食事はライフスタイルによって千差万別です。今はたくさんの健康法や食事法があるので、いろいろ試してみて、自分に合った食事を見つけましょう。
食事によって自分の体がどう変化していくのか。「便は出るか」「お肌の調子はどうか」「精神的、経済的に無理がないか」をしっかり観察します。人気だからとか、体に良いとテレビで紹介していたからという理由で食べ続けても、自分の体に合っていなければ、その責任を負うのは結局自分です。
ベストな食事は人によって様々ですが、多くの人は「食を見直す」ことで、食費の削減に繋がる可能性があります。是非自分に合った食生活を探してみてください。
「衣」を考える
自分にどんな服が似合うのかは、意外と年を取ってみないとわからないモノで、服装にはその人を形成するライフスタイルがにじみ出るものです。
若いうちは、流行にのって季節ごとに最新の服を購入するのも良いですが、それではお金がいくらあっても足りません。
自分に似合った服装を最低限の着回しで生活している人の方が、大人として洗練されている印象があります。
派手なネックレスや高価な時計も、生きていく上で必ずしも必要ではありません。金持ちの税金対策ならまだしも、一般庶民が高価なモノに固執する必要性は薄いです。
自分のライフスタイルに合った服装で生活した方が、はるかに効率的で経済的です。
「住」を考える
「食」や「衣」と同じように、「住」も自分のライフスタイルに合っていることが大切です。
しかし「最初に住んだ部屋が最高だった」というパターンは珍しく、いろんな部屋に住んでみないと、自分に合った部屋は分かりません。
自分に合った部屋を見つける為には、収入の3割程度の平均的な部屋に住んで、自分に合った生活水準を把握しましょう。
平均的な部屋で「こんなに広くなくてもいいな」とか「もう少しキッチンが広い方が良いな」などと、自分がどう感じるか観察します。
そして自分に合った部屋が見つかっても、すぐに引っ越さずに周辺の環境をリサーチしましょう。実際に住んだつもりで、いろんな時間帯に周辺を歩いてみます。雰囲気が気に入ったり、周辺に騒音を出す人やゴミ屋敷がなければ決まりです。
そうして選んだ自分にとって最高の部屋で過ごしていると、
- 家が大好きになる
- 外に出たくない
- 超人的に家にいる
- お金を使わない
という図式が出来上がります。(笑)
4.”今”を生きる
最後に、「年収90万円で東京ハッピーライフ」で筆者の大原扁理さんが挙げられているのは、”今”を自分らしく生きることの重要性です。
お金を使う事も、働く事も、”自分のライフスタイルに合っている事”が大事なのであって、どうすれば自分が幸せなのかを、自分自身が知っていなければ、結局周りに流されてしまいます。
やるべきことを与えられるのを待つのではなく、変化していく周りの状況を主体的にキャッチして、自分の感覚を信じて行動することが出来れば、しなやかに生きることが出来ます。
釈迦は「人間は、自分以外のものを本当の拠り所としては生きていけないのだ」と言ったそうです。「頼れるのは自分だけ、誰も頼りにしてはいけない」というのは少し厳しいように感じますが、確かにその通りだなと思います。
世間や他人の承認を得る為、たくさんの「いいね」を貰う為ではなく、自分1人の「いいね!」があればいいんです。
今は誰でも発信者になれるので、発信する1人1人がそれを思いながら発信できれば、SNSはもっと楽しくなりそうです。
話が脱線しましたが、「今を自分らしく生きる」事にフォーカスを当てると、やっぱりお金は重要ではなく、たくさんあれば良いという話でもないと感じます。
生きる為にお金は必要ですが、自分らしく生きるのにたくさんのお金が必要なわけではありません。何にお金を使えば幸せなのか、よく考える事が「真の節約への道」であると言えます。
まとめ
まさか、東京で年収90万円で幸せに生活している人がいると思いませんでしたが、本を読んでみると本当に幸せで充実していそうでした(笑)
この本は、ありがちな「こう生きないとダメ!」と言った硬い内容ではなく「もっと楽に生きればいいんじゃない?」というとてもフランクな内容なので、とても楽しく読むことが出来ます。
気になる方は是非、実際に手に取って読んでみて頂けたらと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。